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放射線量等分布マップ拡大サイト

だいぶ長いこと、ブログを放置してしまいました。読んでくれていた皆様、ごめんなさ~いでした
いろんな条件が少し整ってきて、久しぶりに戻ってくることにしまっす。

さて、文科省から航空機モニタリングによる放射線量やセシウム沈着量のマップが公開され、自分の畑の汚染データも出てきて、いやがおうにも現実の把握ができてきました。ワタシたちが耕作している農地は汚染が大きいところと小さいところの中間くらい?でしょうか。正直言って不運を嘆きたい気持ちもあるけど、幸運を喜ぶべき、なのかもしれません。

で、先月末公開の群馬県版航空機モニタリングの測定結果マップをさっそくダウンロードして、地形図をよみこんであるPhotoshopに送って、苦労の末拡大・位置決め。そんな方法で濃度の高い場所を特定してきました。これは、優先して汚染を調べる畑の見当をつけるためやってたこと。

だけど、先週18日になって文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイトというページがオープンし、そんな苦労もしなくて済むようになってました。拡大縮小自由自在。どこがどうなってるのか、参考程度、というデータにせよとってもわかりやすい。文科省さん、とりあえずありがとうと言わせていただきます。

で、それの電子国土版を見てみて「ありゃ?」と思ったのは、モニタリングした航空機の軌跡の表示をした時。
その軌跡とセシウム沈着量のデータを重ねるとアーラ不思議、ワタシたちの畑のある地域を含む群馬県西部あたりだけ、なぜか軌跡の直下だけ値が高くなっている。

文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト/電子国土
(上記地図等データは、文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト/国土地理院の電子国土Webシステムから配信されたものです)

説明書きをみると、軌跡の幅は3km、モニタリングの範囲は航空機(ヘリ)から直径300-600mの円内のガンマ線を測定しているという。だから軌跡間の2.4-2.7kmの範囲のデータは軌跡上のデータを按分して推定値としてマップ化したとのこと。(説明書きでは「内挿法で算出」とある)

飛んでいない(測れなかった)場所がなんで飛んだ(測れた)場所より低い、ということになるのかどうもわからない。だいたいこのマップの精度はどの程度と見積もればいいんでしょか?また、ガンマ線の測定値からからセシウム2種の沈着量を出してるっていうけど、核種の分析とか、ヘリでやってるんだろか?

そのへんを文科省の担当者に電話で聞いてみた。
1.測定したガンマ線高度のデータで補正しているとのことだけど、山あり谷ありでもリアルタイムで補正できてるの?
→飛行中にリアルタイムにその緯度経度と高さの記録はしていて、それによって記録したガンマ線の値を地上1mの高さのものに補正している。
2.セシウム137と134をそれぞれ別々に表示できるけど、ヘリからガンマ線スペクトルとか計測して核種分析してるの?
→既にあるヘリでのガンマ線測定値と地上で実際に精密計測した測定値との相関データをもとに、今回計測したガンマ線から137と134の沈着量を推定している。スペクトル分析はしているがセシウム137と134の沈着量の推定には使っていない。
3.うちのあたりは立派な中山間地で起伏が激しいんだけど、そうすると誤差はおおきくなるの?
→山間部では50%ほどの誤差がある。谷部は囲まれているので、実際の線量よりも多くなるし、尾根部は逆に少なくなる。
4.セシウム沈着量で軌跡直下だけ値が高いということは、計測値が表示された沈着量レベル階層の下限値付近だということ?それとも誤差から考えれば隣り合って高いところはその間もホントは高いと考えた方がいいの?
→両方の可能性はありうるが、低く表示されている未計測部分も計測部分と同じレベルと考えた方が妥当かもしれない。

ちょっと聞き方が悪く、私の勘違い納得もあって、質疑は以上で終了してしまった。
改めて考えてみて、飛行の記録が緯度経度、高度と測定値だとする。
で、モニタリング結果の報道発表資料には
「今回のモニタリングにおける測定値は、航空機下部の直径約300m~600m(飛行高度により変化)の円内の測定値を平均化したものである。」とあるので測定値はひとつであるとまぁ推定する。
となれば複数のとなりあった軌跡上の隣接する座標の測定値が似たレベルの場合、その間の未計測部分が低くなる原因はなんなのか?未計測部分の推定は「内挿法」による、とのことだけど、そうなる内挿法ってあるの?
だいたい中山間地は他にもいくらでもあるんだけど、なんでウチあたりだけこんなになってるの?誰かわかる人いるでしょうか。

考えれば謎が深まるばかりだが、上記「4.誤差は50%」と分かっただけでもまぁいいでしょう。セシウム137と134のそれぞれもかなり大雑把なくくりのようだ。
マップに過度にふりまわされるのは危険。あらためてあくまで目安と心得ることにしよう。


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Author:rainfrog23
就農15年目、群馬県高崎市の野菜農家のおやじ。30代までは都心に勤めるサラリーマンだった。生き物がたくさんいる環境での仕事を望み百姓志願。農園の名前、みずき彩菜(さいさい)です。

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