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選択をささえる選択

昨晩、飯館村から一時避難していたものの、再び同村内の自宅に戻ったご一家のことがTVで報道されていた。
幼い子どもたちを含むご家族だ。
子どもはカメラに向かって笑顔を向けていた。しかし、そのお母ちゃんは、涙ながらに訴えていた。
「私達だって不安です。でも、おじいちゃん、おばあちゃんがいるし、おいてけないし、私達だって仕事があるから結局他に行けない。」

私はこのサイトに繰り返し書き込んだなぁ。「本人がきめるしかない。」
しかし、この状況ではその言葉は無力だ。
つまるところ、思う。

どんな個人の選択だって、社会の支えがなければ実現できない。個人の選択を許す隣人がいてこそ可能になる。場合によっては支援があってこそ、可能になる。
その選択が大きくても、小さくても、その点では同じなのだと思う。
社会として、彼女の選択肢を用意できないのはどうしてなのだろうか?

ある医療関係の方から、論文のご紹介をいただいた。
放射線量変化モデルによる、積算放射線被曝量の推定と放射線源の推定

この推定によれば飯館村で事故後100日間で主として半減期の短いI131により13.05mSv、その後1年間で半減期の長いCs137により26.9mSv/年の被曝が予想されるという。100日+1年間の合計で約40mSvということじゃないだろうか。
そうだとすれば、控えめ?と思われる東大のteam nakagawaで説明いただいている基準からも妊婦さんにとっては看過できない数値。
医師によっては、妊婦だけでなく、子供も十分退避すべきという方もおられるだろう数値じゃないだろうか。わずか100日間でI131により10mSvを超えているわけだから。

これで「だいじょうぶ!」だというならば、TVに出てくれた彼女に政府は納得いくように説明すべきだ。できないのなら、退避するための援助を惜しんではならないと思う。

もし、退避の必要がない、ということを言葉で説明できないというのなら、山内正敏氏(スウェーデン国立スペース物理研究所(IRF)が冷静かつロジカルに提言されているように、
原子力安全委員長の班目氏に、原発北西30キロ地点に一家揃って暫く住んで貰う
しかないでしょうね。
しかし、山内氏はよくわかっているのだと私は思う。これはロジックではなく、本当は??性の問題なのだと・・・。つまり、社会人たろうとするか否かである。
菅総理でもいいですが。


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Author:rainfrog23
就農15年目、群馬県高崎市の野菜農家のおやじ。30代までは都心に勤めるサラリーマンだった。生き物がたくさんいる環境での仕事を望み百姓志願。農園の名前、みずき彩菜(さいさい)です。

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