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官邸に意見投稿

いや、福島近辺で起きて、今進行している事態にどうしていいか判らなくて、とりあえず首相官邸に意見を投稿してみることにした。
官邸サイトの「ご意見募集」のリンクから投稿しようとすると「2000字以下」とある。
やべぇ、作った原稿は4000字超だ・・・。ええい、細かくして送っちゃえ、とばかりに送ったのが下記の原稿であります。
やっぱ長かったかな・・・。

****************************
内閣総理大臣 管直人様

私は群馬県でホウレンソウやカキナを含む野菜を生産している農家のものです。
去る2011年3月23日に原子力安全委員会より「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算について」と題する報道発表がされ、これによりますと事故後から24日午前0:00までの約12日間に積算値で100mSvを超える被曝を受ける地域が示されていて、報道にもありますが、この地域には福島第一原発から30キロ以上離れた屋内退避区域の外であるいわき市、川俣町、飯館村の一部も含まれます。

今回の試算の最低レベルである100mSvは24日までに既に被曝している線量でありますが、同発表では放射線の影響を受けやすい1歳児が一日中屋外にいた場合を想定していて、屋内では屋外と比べて4分の1から10分の1に放射線の影響を低減させることができるので、退避区域を変える必要はないとコメントされたことが報道されています。

しかし、「原子力施設等の防災対策について」(昭和55 年6 月30 日原子力安全委員会決定(最終改訂平成22 年8 月24 日))によれば、

1.放射性ヨウ素による小児甲状腺の等価線量を含む内部被ばくによる等価線量の予測線量値が100,000~500,000μSv(すなわち100mSv~500mSv)となる場合には
「住民は、自宅等の屋内へ退避すること。その際、窓等を閉め気密性に配慮すること。ただし、施設から直接放出される中性子線又はガンマ線の放出に対しては、指示があれば、コンクリート建家に退避するか、又は避難すること。」

2.また、同予測線量が500,000μSv以上(すなわち500mSv)となる場合には
「住民は、指示に従いコンクリート建家の屋内に退避するか、又は避難すること。」

と定められています。

以上のことから、国民のひとりとして、以下の3点についての実現を切実にお願いいたしたくご連絡するものです。

1.仮に常時建物内にいたとしても、24日の時点で屋内退避の基準値の少なくとも1/10から1/4の線量を被曝していると推定されます。もし、この状態が24日以降36日~98日続く可能性があれば、積算値で100mSvを超えることになるという予測となり、同安全委員会の決定によれば30km圏外の屋内退避の勧告が必要となると考えます。

屋内退避や県外への避難には時間がかかると思います。ことは人命にかかわる問題ですので、予測値に達する可能性がある場合は早めの避難勧告が必要と考えます。
退避区域を変える必要がない、ということは今後は被曝状況は改善される見込みが確からしいということだと思いますが、そうであるならばその根拠を公に発表していただきたいのです。

<<次のメールに続きます>>

私は群馬県でホウレンソウやカキナを含む野菜を生産している農家のものです。
一番目のメールに引き続き、お願いを申し上げます。

2.今回の発表は放射性ヨウ素により1歳児の甲状腺が既に受けたとされる等価線量ようですが、被曝はセシウム等ヨウ素以外の多くの核種でも受けているだけでなく、人体は甲状腺の他でも被曝を受けており、それらの総計である実効線量の推定値は国民一人一人が自身の放射線によるリスクを把握する上でたいへん重要な数値であると考えます。ICRP勧告での年間の実効線量限度は一般人において1mSvと伺っています。SPEEDIでこの実効線量1mSv前後ををシミュレーションすることは可能だと思いますので、ぜひそれを公表いただきたいと考えます。
また、今日、明日、来週の行動を考えていくうえで、発生源からの放出物質の種類・量と気象条件による拡散の程度を加味した予測シミュレーションを必要としている方々は多いと考えます。その意味で1-2週間程度先の1mSv付近の線量等値線を表示した予測シミュレーションを発表していただきたくことを強く望みたいと思います。

<<次のメールに続きます>>

私は群馬県でホウレンソウやカキナを含む野菜を生産している農家のものです。
二番目のメールに引き続き、お願いを申し上げます。

3.私たちは野菜を生産する農家であります。これからも、私たちが生産する食べ物を多くの方にお届けしたいと考えています。その意味で私たちの畑がどの程度放射能汚染の影響を被るか、ということを「安全」か「危険」かではなく、数値で知りたいと考えます。
既に各地で生産された農産物について、放射能レベルの数値はたくさん公表されてはいますが、ICRPによれば、放射線は健康に確定的影響と確率的影響があるとされ、後者においては、少ない放射線レベルによる影響はないとは言い切れないと聞いております。
その意味で、現在生産されている農産物の放射能測定値だけではなく、福島第一原発という発生源における放射性物質の放出量と、気象条件による日本各地の放射能拡散の試算ー過去と未来についてーを公表いただきたいと考えます。

なぜならば、多くの生産物と同様に今作り始めてすぐできるものではないからです。農産物は天と地と、生物の営みの恵みを受け取るために、それ相応の時間を必要とします。それが可能かどうかを判断するためには、今現在収穫期を迎えた農産物の放射能レベルの測定値だけでは判断しようがないのです。

誰を対象にしているのか不確かな「安全」か「危険」かではなく、消費者の方々「ひとりひとりの日常生活の前提条件」に照らして、食べるべきか食べないべきか(住むべきかすまないべきか)を判断する考え方が今、求められていると思います。それはそのまま生産する者にとって作付をするべきか否かの問題に直結してきます。

お願いさせていただいた試算は多くの前提条件から成り立っていて、それなりの誤差はありうるものでしょう。また、それを発表することにより社会的混乱が起きるリスクも確かにあると思います。

しかし、ことは今現在の命に係わる問題であり、将来世代の命にまでも関わる問題です。だから、私を含む多くの国民はそれを求めていると思います。
情報がなければ悪いほうへ考えることは簡単です。情報がない中でため込んでいたエネルギーはどこかで爆発するのではないか、と危惧しています。

私たち農家は「国産だから安心安全だ」、「有機だから安心安全だ」とばかり、根拠が実は確かなものではない言葉の数々に安住していた面が確かにあると私は考えています。今回の自然災害をきっかけに生じた事件・事故はそのあやうい足元を直撃したものだと思います。

私たち農家はこの時を機会に、自分たちは消費者の方々と共に食べ物とはなんなのか?ということを新たに考えていきたいと考えています。
そのための基本的情報として、行政の皆様の持つ情報は、いま、たいへん重要になってきている局面を迎えているのではないでしょうか。

シミュレーションの前提条件、数値の解釈の基準や考え方、考えらえる誤差、見込んでいる安全率、その後のシミュレーションのスケジュールなど、理を尽くして説明していただくことは困難でしょうか?
私は現在ノルウェー気象研究所による試算を日常生活の指針にしていますが、放出された放射性物質についての情報がおそらく十分なシミュレーションではない、という前提で参考にしています。
http://transport.nilu.no/products/browser/fpv_fuku?fpp=conc_Cs-137_0_;region=Japan
日本政府ならばもっと確からしいシミュレーションができると確信しています。

総理は25日のメッセージで「モニタリングで得られた情報は迅速にすべて開示し健康に対する影響についてもしっかり説明してきた」とおっしゃられていますが、「今現在」のデータだけでは「不十分」なのです。
私たちは過去も現在も、大なり小なり不確かな将来のなかから、考えられうる将来の事態を想定して日常を生活していることはご理解いただけると思います。今回の原子力発電所の未曾有の事故に関して、その考えられうる将来の事態を予測する情報をお持ちなのは総理が責任を持たれている行政の方々だけなのです。

どうか私たち国民を信頼していただき、行政の皆様の持っている情報を信と理を尽くして語りかけていただきたい、と切に思う次第です。
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原子力資料情報室のTwitterで何とも泣けてくるVideoの紹介があった。今は亡き忌野さん。
guitarist仲井戸の「感想」がなんとも切ない。

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rainfrog23

Author:rainfrog23
就農15年目、群馬県高崎市の野菜農家のおやじ。30代までは都心に勤めるサラリーマンだった。生き物がたくさんいる環境での仕事を望み百姓志願。農園の名前、みずき彩菜(さいさい)です。

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